Chie Ayado DO JAZZ

 

Angel Eyes
I've Got The World On A String
Drown In My Tears
Fever
Fly Me To The Moon
Gentle Rain
Route66
Get Into My Life
Why Don’t You Do Right
I Can’t Give You Anything
Bird of Beauty
Tennessee Waltz

 

Produced by Chie Ayado & Carlitos del Puerto

Arranged by Carlitos del Puerto

Musicians

Bass  Carlitos del Puerto

Drums  Crayton Cameron

Piano  Randy Waldman

Guitar  Rally Koonse

 

Mixed & Recorded by Don Murray

Recording at UNITED RECORDING

 

New Album「DO JAZZ」は全国のCD店で発売中です!!当サイトでもご購入できます。また、ハイレゾも配信しています。よろしくお願いします!!


2015年2月綾戸智恵はレコーディングのためロスアンゼルスに旅立ちました。17歳の時に初めて訪れた憧れのアメリカ。それがロスアンゼルスでした。それから40年経ってJazz Singerとしてサンセット通りでレコーディングを行いました。”この「DO JAZZ」、ほんま私にとって嬉しいアルバムとなりました。これから40年とあれから40年の意味を実感納得しました。いくら超能力があっても40年前に人前でジャズ歌うなんて、ましてやこのアルバムを出すことは全くわからなかったし、もちろんのことなんですが、いや自分でびっくりしています。” スタンダード「Angel eys」で幕を開けそこから流れるように綾戸智恵とJAZZの世界が広がります。途中自ら書き下ろした「Get Into My Life」を挟み、最後は代表曲「Tennessee Waltz」で締めくくる全12曲。最後静かに淡々と歌われるテネシー・ワルツが決して止まることのない時の流れを切々と感じさせます。是非お聴きください。


DO JAZZ Photo Session


Back to Carifornia

LAのエアポートに着いた時、プロデューサーの大矢君の友人が迎えに来てくれました。「母がファンです」。いやー、参ったね。私がこのLAに最初降り着いた時、彼はまだ生まれるところだったんや。そして車はゆっくりハイウェイを走り出しベニスビーチに着いた。変わっていない風景の中、私は全くあの頃とは違う。海も同じように歳を取ったのにね。彼は「ここはどうですか。変わりましたか?ここは前からこんな風でしたか?」とひっきりなしの質問。人は未来を知りたいはずやのになんでこんなに過去を聞くのかなぁ。次に訪ねたのはあの“I Can’t Give You Anything”を初めて歌ったベイクドポテト。ここへ来たんや。エイブラハム・ラボリエルやラリー・カールトンとセッションしたなぁ。そやそや、マッコイ・タイナーもおったなぁ。でも、こんな小さいとこやったっけ。 *DO JAZZライナーノーツより抜粋


Change The World

「東京会館」はありますか? 道行く日系のおばちゃんに声をかけた。「東京会館はもうないわよ。でもフライングフィッシュはまだあるわよ」。寿司屋さんだ。行ってみるとなんと開店いやいや回転してた。そしてこの写真。今、昔。そう、ラフォンダ地区で40年前買い物したのを思い出し、行って記念撮影。あれから40年!そして、ここマッカーサーパーク、トニー・ベネットも歌っているこの公園。私はここで初めてマッサージのバイトをした。そしてフリーのコンサートでペパーミントのお菓子をドラッグと勘違いして食べたふりしてハイになったアクトをしたっけ。いやー、懐かしい。あの頃はラリってた人やホームレスでいっぱいの危険なとこだったけど、今なんかきれいでいいけど、あの頃のアメリカって感じは無くなり、世界がどこも似て来たのかなぁ。それともただ私が歳を取ったのかなぁ。 *DO JAZZライナーノーツより抜粋


再会

さぁ、とうとう見つけた。ここに是非来たかったというか引き寄せられたというか。「えっ、ここ看板ちゃうけど車止めるとこの入口似てるわ。降りてもいい?」。降りたとたん覚えのある匂いが。洗剤の匂い。「ここや、絶対ここ!」興奮した。40年前入国の為に1日だけヒルトンを予約。2日目はアパート探し。めっけたニューテルモーテルという宿は1ヶ月150ドルでキッチン付き。私が家賃の交渉をしたのはスティーブとかいう中国系のおっちゃんやった。そんなこと思い出してると「ヘイ、何してんねん」とおっちゃんが声をかけて来た。ここの人やろか。「ここ昔ニューテルモーテルやなかったですか?」。すると「そうだよ、オーナーが変わってね。でも、その当時からいる人が中にいるよ」と案内してくれた。すると入って行くなり「アッ ジャップ?」。ま、なんと昔の言葉じゃ。エェ〜、スティーブさんちゃうの。しかも私のことを覚えてたんや。 *DO JAZZライナーノーツより抜粋


Recording 1st day

この曲、レコーディング当日の朝スタジオでメンバーを紹介され、息つく間も無く1曲目にレコーディングしました。ピアノのラディーンはヘンデルとグレーテルに出てくるような普通のおっちゃんやし、ドラマー・クレイトンは私よりちょっと大きいという小っちゃいおっちゃんやし、アレンジも前々からでなく、ヘッドアレンジというか、そう、その場やった。でも皆さん、この曲の真ん中あたりからむっちゃ大丈夫、大丈夫って私が歌ってる感じ、聞こえまへんか。そう、自信が湧いて来たんです。ちょうど曲のストーリーとレコーディングのシチュエーションがシンクロしんたんですよ。この時思ったね。録れる!It’s All Right! It’s All Right! 

*DO JAZZライナーノーツより抜粋


The final day of recording(2nd day)

2日目の朝、この曲で実はラリーと初顔合わせでした。ラリーにとっては初日という事です。歌は日本人美人ボーカリストとカリートから聞かされていたのですぐに私のところに近づき「ハーイ」と声をかけてくれた。ここは皆さんうなずくところでっせ!日本人美人ボーカル。そんでもって私も「ハーイ」と答え、右手のギターを見て「ギター?」「イェース」とまぁふつーの会話。風貌はマクドナルドかマリオか。とにかくビッグスマイルでチト鼻が赤いから善人や。まもなくカリートもスタジオ入り、「チエー」とまたチュチュチュチュと。ほんまにラテンやわ。「チエ、この曲どんな感じか弾いて」。私はピアノの前で少し弾き語り、ラリーは「うわー、ええねぇ」と。私のオリジナルやし、少し説明しようかと思うや否やas soon as パッセブルや!ギターでイントロが。思わず私は歌い出した。すると、なんと今までになかった感覚が。今、息子は24才やからもう10年以上前に作ったんやね。その当時の息子の顔が見えてきて、まるで彼の成長記録でも見たような心地いい懐かしさでいっぱいになった。「ママ、どうしてぼくはママのところに生まれてきたの?」と聞かれたっけ。そのシーンを思い出したんや。

*DO JAZZライナーノーツより抜粋


United Recording(Oceanway Studio)

ロスに着くまで考えました。どーしょ、歌おかやめよか、でもなぁー。そしてレコーディングも2日目の最後の曲まで録り終えた。ドラムセットを横で片付けている。「やろかなぁ、テネシー」。そして考えること20分、「やる」。マイクのセッティングが終わり、ピアノに座った。PAブースからエンジニアのドンが見える。「とにかく1回歌てみるよ」歌い終わるとドンから「Beautiful チエ Beautiful」。少し嬉しくなり、「もう1回歌っていい?」「もちろん」。

*DO JAZZライナーノーツより抜粋


LA&Japan

17才で初めて目にしたアメリカ。なくなった建物も今もある建物も海も空も私と一緒に40年生きてきた。その40年は時間にすると35万時間にもなるけれど音楽はそれをアルバム1枚、数十分間で表現できる。凄い。楽しいことも嫌なこと辛いこともたくさんあったし、消してしまいたいような失敗もたくさんあったのに今回でチョー消しになったみたいや。あの時行って良かったと思える今、このアルバムが嬉しいです。

*DO JAZZライナーノーツより抜粋