Vol.3の開催が決定しました!!2016.11.06(日)11半時会場12時半開演です。皆さんお越しください!!

DO JAZZ TALKING LIVE@晴れ豆 2015.8.10


綾戸智恵DO JAZZ TALKING LIVE@晴れ豆、盛況のうちに終了いたしました。ご来場いただいたお客様、ご尽力いただいたスタッフ・関係者の皆様有難うございました。

当日はITぶきっちょな綾戸智恵がiPadを使ってDO JAZZのレコーディングや10代の頃のLAでの秘蔵写真を映しながらのトークショー。レコーディングの話はともかく(何しろ5h×2日間での作業だったので記憶はあまりないはず)、10代で単身訪れた憧れのアメリカ、その頃の思い出、今になってわかる様々なこと、E.ラボリエルやマッコイ・タイナーらとの共演写真など今まで様々な場所で語られてきたことが写真とともにあらためて語られ、そして歌われていきました。今回演奏とアレンジをお願いしたカルロス・デル・プエルトと初共演をした時の話などちょっと後から公開するのがはばかられるような本音トークも飛び出しました。

40年前、初めてアメリカでの宿泊先のモーテルが名前を変えて残っていて、しかも当時働いていて家賃の交渉相手だった台湾系アメリカ人のおじさん(おじいさん)と再会した話しなどは、実際目の当たりにしても嘘かと思うような話でした。ロスに着いた当日のあの日はCDジャケット用にスナップ写真を撮る予定にしてあって、空港まで迎えに来てくれた知人のクルマで市内巡りをしていたんです。あのモーテルの前は2、3回通り過ぎました。”この辺りだったんだよ~、そんな気がするんや”とか何とか言われて同じ道を行ったり来たり。日没までに行かなくてはいけない場所がまだ残っていて焦っていたこちらはイライラ。でも三回目に通りすぎた時に「やっぱりここや、降ろして!!」と言っていきなり降りてモーテルの駐車場にどんどん入っていきます。”ここやと思うんやけどな~、匂いがそうなんだよ、この石鹸の匂い”。きょろきょろと受付のような場所を覗いていると黒人のおじさんに声をかけられます。関係者のようです。カクカクシカジカと説明すると、紹介してくれたのがそのおじさん(おじいさん)だったわけです。驚きましたー。その当時このモーテルにはそんな憧れのアメリカを旅する日本人の若者が3、4人宿泊していたそうです。”覚えているよジャップ、君は値切りまくったじゃないか!!”という発言に綾戸もびっくり。なにしろ40年前の話です。その頃から40歳以上に見えたそのおじさん(おじいさん)。まさか元気に働いているとは思わなかったみたいです。また、ロスで声をかけられて部屋に呼んでくれた日本人女性が40年後のいま沖縄に住んでいて、先日の沖縄公演の際に帰国後初めて連絡をくれたこと、再会したことなども興奮気味に語られました。

「今日は何でも話していいですよ。”歌とおしゃべり”というか”おしゃべりと歌”ですから。いつもと違うLIVEにしたいから」と最初に打ち合わせしたので喋りたいこと伝えたいことが溢れ出して、それと同時に歌いたい歌も溢れだしてまとまりのない感じになってしまった瞬間もありましたが、それも今日の特別な空間ならでは。ノンフィクション・ライターの一志治夫さんを呼び込んで大人のいじめについて言及。それに合わせて歌われた”New York States Of Mine"は迫力ありました。いきなりステージに引っ張り上げて、シビアな話に巻き込むってこれもいじめじゃないのか!?と思いましたが、そこはさすがの一志さん。”恋愛の話をしましょうよ”と絶妙の切り込み!!本邦初公開。大人の恋愛の話を披露。”恋愛観”じゃなくて”恋愛”の話ですから。これはもう驚きの連続でしたが当日開場にいた息子のISAもびっくりです。

 

お客様に質問をしたり昔の自主制作盤を聴かせながらそれを歌い継いでみたり、実に縦横無尽な綾戸智恵でした。そして本編の最後に歌われた代表曲"Tennessee Waltz"。”私はこの曲と弾き語りというスタイルに縛られ続けてきました”と言うMCの後に歌われたその曲はいままで何千回と歌われた中でも出色の歌唱だったと思います。

お越しいただいた皆様、お楽しみいただけましたか?じつは僕も大変楽しみました。客席を最近の晴れたら空に豆まいての”売り”の一つである畳敷きにして頂いて、そこが老若男女で埋まっていくのは通常のLiveでは見られないユニークな光景だったし、開場から終焉までの終始リラックスした雰囲気もあの空間ならではでしょう。キンキンに冷えた生ビールの美味そうだったこと。そしてステージにおおいに笑ったし、弾き語り用にはなっていないDO JAZZのレパートリーを演奏するときはいつも異常にドキドキしました。でもそれもまた楽しみの一つです。今日はどうなるんだろう?多少危なっかしいところもありますがそれでも聴かせてしまうのが綾戸智恵のパワー、人間力です。ボーカリストって結局最後は存在感なんだと思っています。

 

さて、今回渡された写真にはニューヨーク時代や帰国してからの大阪・神戸時代のものも多数ありました。それは今回は封印。もし、次回作「DO JAZZ Ⅱ」があればその時にまたお披露目させていただこうと思っています。その時を期待してお待ちください。 

綾戸智恵 音楽プロデューサー 大矢朋広